頭部外傷
子供では頭部外傷に伴い、脳内に出血や骨折を起こすことは高齢者より少ないと言われております。しかしまれに、脳出血や骨折を伴う場合もあり、強い症状を伴わないものや軽い症状の場合もあります。
高齢者の場合では、特に後頭部を打って、脳内に出血を起こし、場合によっては強い後遺症を残したり、死亡にいたるケースもあります。頭部CTでの出血や骨折があるかチェックすることで早期の危険性があるか判断が可能です。
また、高齢者では外傷後の1~2カ月くらい経ったのちにふらつきや持続する頭痛をきたすことがあります。慢性硬膜下血腫といって、外傷後にゆっくり徐々に脳内に液体の血腫が貯まり、血液の貯まりが多い場合は手術をすることも多いです。
血液貯留が多い慢性硬膜下血腫は基本的には手術が必要となり、病院への入院となります。