頭痛
頭痛は、日常で遭遇する機会の非常に多い症状の1つです。
多いものは片頭痛、緊張型頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛です。特に入院の必要がないケースがほとんどです。
片頭痛は、中等度から重度の強さをもつ片側で拍動性の頭痛が持続します。日常動作で頭痛が増悪し、悪心や光過敏・音過敏を伴うことがある。
緊張型頭痛は、両側性が多く、圧迫感や締め付けられる感じである。精神的ストレスや社会的ストレスが引き金になる。姿勢異常や頭頚部の筋肉の緊張が関与する。
三叉神経・自律神経性頭痛は、短期持続性の一側の頭痛と涙が出たり、鼻水が出るなどの自律神経症状を伴う。
一方、注意すべきは、くも膜下出血や脳腫瘍、硬膜下血腫、脳梗塞や脳出血など、脳内の病変によって引き起こされる頭痛です。
突然の激しい頭痛や麻痺を伴う頭痛、呂律が回らない症状を伴う頭痛、意識も悪くなる頭痛などは特に早期診断が必要です。
当院では、頭痛の性質や随伴症状も考慮して、頭部CTや頭部MRIで早期診断をし、入院が必要な場合は、連携病院へ紹介し早期治療につなげます。