頭のケガ(頭部外傷)
当院では頭のケガである頭部外傷、顔面外傷に関して、乳幼児から成人まで幅広く対応しています。 乳幼児は鎮静剤を使わずに頭部MRI撮影することが困難であり、そのような場合は頭部CTで対応します。 頭のケガで一番考慮すべき点は、脳内に出血(急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、脳挫傷、外傷性くも膜下出血、慢性硬膜下血腫など)や骨折(頭蓋骨骨折や顔面の骨折など)の有無を迅速に確認することです。
頭部外傷で考慮すべき主な疾患
頭部外傷による主な疾患は、①急性硬膜下血腫、②急性硬膜外血腫、③慢性硬膜下血腫、④外傷性くも膜下出血、⑤脳挫傷、⑥頭蓋骨骨折、⑦顔面骨骨折です。
| ① | 急性硬膜下血腫 |
|---|---|
| ② | 急性硬膜外血腫 |
| ③ | 慢性硬膜下血腫 |
| ④ | 外傷性くも膜下出血 |
| ⑤ | 脳挫傷 |
| ⑥ | 頭蓋骨骨折 |
| ⑦ | 顔面骨骨折 |
頭部外傷後の注意点
外傷後6時間程度は、外傷に伴い症状や出血の拡大や出現の可能性があり、注意が必要となります。
頭部CT検査について
頭部CTは、出血や骨折の診断に優れ、またMRIが撮影困難な乳幼児や10分程度の静止が困難な児童でも、撮影時間が10秒程度のため撮影が可能です。
当院の頭部CTの特徴
当院の頭部CTでは、AI機能搭載で放射線の影響がより少なく、画像精度も向上しております。 急性硬膜下血腫や急性期硬膜外血腫、慢性硬膜下血腫は、手術治療が必要な場合もあり、早期の診断が必要であります。
