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脳ドック・自費診療

脳ドックは、頭部MRIMRA頚部超音波検査などで脳の状態や脳血管、頚部血管の状態を評価する検査です。

脳ドックによって、脳腫瘍、脳梗塞、脳出血、動脈瘤や血管奇形、脳血管の狭窄、脳萎縮の程度、認知症のリスクなどの脳の健康状態の評価が可能です。脳の健康診断と思ってもらえればわかりやすいと思います。

脳卒中は、死亡原因の4位であり、また介護原因の2位であります。脳卒中を早期診断することが非常に重要と言えます。

脳ドックとは?

脳ドックは、脳の健康状態を評価するための検査です。脳卒中のリスクを早期に発見し、予防につなげることを目的としています。

脳ドックの種類

頭部MRI、頭部MRA(脳血管の評価)、頚部MRA(頚部血管の評価)があります。各検査を組み合わせて検査しますが、頭部MRI頭部MRAのセットが基本となります。

より詳細な検査では、頚部MRA、認知機能検査や採血も追加して、検査されます。

  • 頭部MRI検査

頭部の磁気共鳴画像。脳梗塞や出血などの脳血管障害、炎症、腫瘍、動脈硬化など多種多様な病態の評価が可能

  • 頭部MRA検査

頭部の磁気共鳴血管画像。脳動脈瘤や脳血管奇形、動脈の狭窄や閉塞などの評価を行う。

  • 頸部MRA検査

頸部の磁気共鳴血管画像。頸部血管、特に頸部頸動脈は動脈硬化の好発部位である。頸動脈の狭窄や閉塞、動脈硬化の評価を行う

  • 医師の問診および診察

既往歴、家族歴、生活歴などの問診、頚部血管雑音、心雑音などのチェック、神経学的診察。

脳ドックでわかること

脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などの脳卒中の早期発見が可能です。また脳腫瘍や脳動脈瘤や脳血管の奇形、脳の萎縮の状態の評価が可能で、脳の病気の早期発見に役立ちます

早期未破裂脳動脈瘤の発見

特に脳動脈瘤は人口の2-6%の方が持っているといわれております。脳動脈瘤が破裂するとくも膜下出血を起こし、重篤な状態になることも多いです。未破裂脳動脈瘤は特に症状がないことが多く、頭部MRIでないと発見することが難しい場合が多いです

脳卒中のリスクリスクや認知症のリスク評価もすることができます。評価後予防や治療を行う上での重要な指標となります

アルツハイマー型認知症の早期発見

VSRAD(早期アルツハイマー型認知症診断支援システム)

アルツハイマー型認知症で早期に起こる、海馬や扁桃体や海馬傍回の萎縮を専用のソフトで解析する。萎縮の程度を見る

早期認知症の診断に役立てる

(注意:VSRAD検査は対象年齢が50歳以上からとなります)

また寝たきりになる原因としては、1位が脳卒中で24%、2位が認知症で20%でございます。それを考慮すると、脳卒中予防認知症予防が大切であります。脳ドックで適切に評価することで、寝たきりにならないように対策を講じることが可能です

こんな方におすすめ

  • 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)や脳腫瘍が心配な方
  • ご家族に脳卒中歴のある方
  • 生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)を認め、脳卒中が心配な方
  • 頭痛やめまい、耳鳴やしびれがある方
  • 物忘れが最近多くなった方

当院の脳ドックコースと料金

当院では3つのコースを設けております

お電話(048-767-8979)でのご予約をお願いいたします

① シンプル脳ドック(簡易脳チェックコース) 頭部MRI+頭部MRA(血管の評価)
  《検査料金 22,000円(消費税込)》
② スタンダード脳ドック(脳卒中チェックコース) 頭部MRI+頭部MRA(血管の評価)+頚部MRA(血管の評価)
  《検査料金 28,000円(消費税込)》
③ プレミアム脳ドック(認知機能チェックコース) 頭部MRI+頭部MRA(血管の評価)+頚部MRA(血管の評価)+脳萎縮の評価VSRAD+MMSE検査 (認知機能検査)
  (注意:VSRAD検査は対象年齢が50歳以上からとなります)
  《検査料金 39,000円(消費税込)》

#脳の健康の維持に中高年の人々には、定期的に検査してもらえれば、生活習慣の改善などへのフィードバックができ相乗効果が得られるかと思われます

#脳神経外科専門医による、検査当日の結果説明で、受診は1回だけです

#検査にかかる時間は、60分から90分程度となりますが、当日の診療の状況で追加でお待たせすることもあります

当日の流れ

  1. ステップ1:受付
  2. ステップ2:問診
  3. ステップ3:着替え
  4. ステップ4:MRI検査
  5. ステップ5:結果説明
    脳神経外科専門医が読影、診断後結果説明。
  6. ステップ6:会計
  7. ステップ7:結果郵送
    お手元に届くのに検査から2-4週間程度です。

脳ドックが受診できない方

  • 体内に心臓ペースメーカーを留置している方
  • 脳梁深部刺激術(DBS)や脊髄刺激療法朮(SCC)後の方
  • 埋込型除細動器を留置している方
  • 金属製の人工弁、人工内耳、人工耳小骨の手術をお受けの方
  • 磁力での装着による義眼や義歯をお使いの方
  • 冠動脈や血管内に磁性体のステント挿入後8週間未満の方

検査時の注意

MRI検査に支障をきたしますので、次の点にご注意ください

  • 金属や磁気カードなどははずして検査となります
  • お化粧はお控えください
  • 飲食の制限はありません

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