物忘れ・認知症
物忘れには、①加齢に伴うものと、病的な物忘れとして②認知症によるものがあります。認知症による物忘れの特徴としては、朝食をとったこと自体を忘れ、忘れた自覚もないといった質の違った物忘れと言えます。
認知症としては、一番多いものにアルツハイマー病があります。そのほかに脳梗塞や脳出血などの脳血管障害による認知症やレビー小体型認知症等があります。
最近の知見では、動脈硬化や生活習慣病が認知症の進行に寄与していると言われております。
脳卒中予防も認知症予防も、重要なのは動脈硬化予防と生活習慣病予防という地道ですが、長い間の生活習慣病がその後の生活や認知機能に影響してくると言われております。
高血圧や糖尿病、高脂血症のコントロールをし、定期的な採血や身体測定、頭部MRIなどによる脳や脳血管の評価も重要となってきます。
当院では採血や血圧管理を含めた通院加療と定期的な画像診断で予防に力を入れております。